茶木ひろみブログ 雪が降る

ロマンチックで怖くてコメディギャグな茶木作品の紹介です
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「悪夢氏の事件簿」の紹介 

夜に本を読むのがお好きな読者様からコメントいただきました。
確かに夜は読書や考え事に向いていますよね。


私が今までで一番好きな小説は近松秋江「黒髪」だと書いたことがありますが、
2番目に好きかも知れない…というより、別に順番をつけなくてもいいか。
それは…


悪夢氏の事件簿 (集英社文庫)
小林 恭二氏の著作です。


あらすじはアカギホテルという壊れかけたような宿に住む、
博学の悪夢氏(眠ると必ず悪夢を見るという人)のもとに
いろいろな問題が持ち込まれ、
絶対に答えの出せない謎まで解いてしまう神のような頭脳のすごさ。

そしてそれを語るやはり読者の目線の休職中の自衛官だったかな?がいます。
カワイイ女であっただけの妻に逃げられ、何かが冷めてしまった語り手の虚しさがいいなと思った私なのです。
短編4話で構成されていて、その中の「不死の人」が名作だと思いました。
全体的に不思議な話です。奇妙な味の探偵小説となっています。


口当たりは簡単にパンとハムを食べながら紅茶でも飲むような、そんな感じと言いますか、文章は割と楽に読めるんです。
でもやはり深くて難解な部分もあります。
純文学作家のミステリー作品というのは本当に一味ではないです。
化学調味料ではなく鰹節の味です。昆布や干しシイタケも合わさった本物です。
または一流料理店のコンソメの味か。


まあ出汁の話はどうでもいいんですけど。
とにかく一読すればワハワハ笑える感じでもありますが、やはりその奥にこの世を見つめる冷めた聡明な視線を感じ取ることができます。

私の好きな「阿Q正伝」にもそういう味はありましたね。

この世をちゃんと見つめたうえでのユーモアが。


昨日少しデュパンの事に触れましたので、この「悪夢氏の事件簿」を思い出したんです。
私はそういう深い味わいのミステリーが大好きなんです。
これからはもっともっと読んでいこうと思います。
そしていつか自分でもそういうものが書けたらいいなと思っています。


その取っ掛かりが「変な探偵」なんだと思います。


もしかしたら未来は漫画、小説、そしてそのどちらでもないという作品を描いていくでしょう。
それが私の新しい時代になるのかもしれません。




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~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
s様
コメントありがとう。s様も小説や観劇、映画がお好きなのですよね。私もそうです。
最近漫画があまり好きじゃないし~。←おいおい
あ、自分の漫画は好きですが。←おいおいおいおいおいおーーーい
私にとっては小説と漫画の境界線ってないようなものです。
どちらもピンからキリまであると言うだけで。
最近ほとんど漫画を読んでませんので、本当に小説等についての記事が増えていくと思います。よろしく!


も様
純文学作家のミステリーの有名なのは
芥川龍之介「藪の中」がありますよね。
本当の答えなどないのじゃなかろうかと思ってしまう。それが真実かもしれないという恐ろしさ。
で、現実そのものも全くその通りという気がします。何もかもが藪の中じゃないですか?
そこまでのレベルはやはり純文学でしかないかな。

近…様
すごいですね、小説、漫画、絵本、ジャンル問わなければ一カ月に50冊ですか!驚きました!
私は介護で10年くらいはあまり読めなかったんです。これからまた読むぞ。
村上春樹は私も大好きです。村上龍は文学性高いと思うけど、すごく男性的すぎて、その…。
そして映画、ブラックスワンを観られたんですか?うらやましい!
観たい観たい観たい!もう遅いか。映画館で観たかったな。ああいうの大好きですよ。
精神の奥深くまで表現してるような作品。それは怖いものですよね。人間が一番怖いもん。
恋に落ちたシェイクスピアはもう大好き!グイネス・パルトロー、あの女優さんは一筋縄ではいかない役しか演じませんよね。
近…様のお好きな作品の傾向とよく似ています。私の好みも。人間の裏側、暗部まで目をそむけずに表現してるものですねえ。ほんと、つくづく人間て怖ーい。ワシ?ワシは…へへへ。



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[ 2011/10/29 22:51 ] 未分類 | トラックバック(-) | CM(1)
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[ 2011/10/30 14:57 ] [ 編集 ]
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Author:茶木ひろみ
ロマンの旅人、謎の漫画家。
↑画像は茶木がモデル!
ではない。  
ロマンチック幻想怪奇「銀の鬼」

美形陸上男子とオリーヴ少女のメロドラマ「絹のヒーロー」   

変人探偵ヨモギ氏が、
現代の闇の謎を解く
華麗なるボケ世界「変な探偵」

探偵に間違えられた男、探偲の
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以上が今のところ代表作

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